塗装のお仕事ブログ | 公共・大規模工事の現場から

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雪！

いよいよ本格的な雪の季節となってきました。

先月から手掛けさせて頂いている市営深堀団地ですが、天候と戦いながら着々と進んでおります。

さて、今回は屋根の葺き替え・外壁の塗装がメインの工事ですが外壁の下地処理のお話を少し。

一般住宅ですと腐食・劣化したサイディングはその部分を取り替える措置を行いますが、

このようなＲＣ造の公営住宅の場合、鉄筋の爆裂処理が非常に大切なポイントとなります。

その後の外壁塗装が生きるか死ぬかもここに掛っています。

工程としては爆裂部分を調査、マーキング　→　鉄筋廻りを多めにハツリ露出させる　→

鉄筋にグラインダーを掛ける　→　鉄筋・周辺コンクリートのアルカリ処理を行う　→

　鉄筋・周辺コンクリートに防錆ペーストを塗る　→　厚付パウダｰ（カチオン系のモルタルのようなもの）を下塗　→　厚付パウダーを仕上げ

と、爆裂処理だけで膨大な作業があります。

一見、「塗装して終わり」に見える外壁の塗替えもネットの向こう側ではこのような地道な作業が行われているのです。