09
Feb 2015
発電機塗装
1月の下旬より道内某所にある水力発電所の発電機の塗装工事に取り掛かっております。
よく報道で原子力発電所や火力発電所の定期点検の話題が取り上げられますが同じように水力発電所も定期点検が行われます。
今回は点検に合わせ塗装を行い、普段では塗れない箇所を中心に発電機を綺麗にしていきます。
※ほくでんHPより
発電機の塗装は大きく分けて水を取り込むドラフトやケーシングの部分、水車の部分、発電機の部分の3つに分かれます。
冒頭写真の発電機がこのように機械屋さんによってバラされて、順次点検してゆきます。
ドラフト・ケーシング内の様子です。管の中での塗装作業となります。
前回の点検からの周期、塗膜の劣化度合いによりケレンのグレードが決められます。
今回は2種ケレンでした。
ケーシングは先端に行くほど細くなり人一人が入るのがやっとです。
管の中での塗装なので換気には充分に留意します。
管の中はエポキシ系塗料を塗って行きます。
管の中をものすごいスピードで通る水の圧力・摩擦に耐えなおかつ高い防錆力が求められます。
こちらはケーシング管の外面のケレンの様子です。
周囲でバラシた機械のメンテを行っているため、粉塵が紛れ込まないように集塵機付きのサンダーを使用します。
こちらは発電機側の塗装の様子です。
機械屋さんのメンテナンスの工程、名称を頭に叩き込みながらの塗装です。
組み立ててしまえば「塗り忘れ」のミスは許されませんので機械屋さんの監督さんと入念に打ち合わせを致します。
先週で塗装作業は一旦終え、発電機が組みあがる3月に再び塗装に乗り込みます。
またその際に工事の様子をUP致します。