通信局舎塗装
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
このBLOGをご覧に下さっている皆様にとって実りある1年になる事をお祈りすると共に
今年もたくさんの方に閲覧して頂けると嬉しいです。
さて、本年の更新1発目は昨年末に手掛けた通信局舎の塗装の様子をご紹介。
檜山の今金町の山奥の頂上にあるこの通信局舎、増築する事になりそれに伴う塗装工事を弊社で請け負わせて頂きました。
外壁は「透湿弾性タイル吹付け」の仕様です。
シーラーを塗った後、まずは「ベース吹き」をします。基層となるものです。
コンプレッサーの圧力を考慮しながら満遍なく吹いていきます。
ベース吹きが終わると続いて「模様吹き」をします。
アクセントの基本となるものですから、センスも必要です。ある程度ランダムにしかし一定のピッチで。
これが模様吹き完了後です。
タイル吹きには「吹きっ放し」という上記の模様のものと模様部分を潰す「ヘッドカット」といわれる模様の2種類があります。
今回の仕様はヘッドカットでした。
ヘッドカットはタイミングが難しく模様が乾いてしまえば潰すのは不可能になりかと言って生乾き過ぎても潰れすぎて無様な模様になってしまいます。
ローラーで慎重に模様を潰して行きます。失敗すると模様としてはっきり出てしまうので集中力が必要です。
ヘッドカット完了後です。いかがですか?格好良く上手く潰れてくれています。
マンションの内壁などに良く採用される工法ですが外壁でも使用され「吹きっぱなし」にするか「ヘッドカット」するかはお客様の好みとなります。
工事の計画を打ち合わせした時は12月の山奥での吹付け工事なんて・・・とかなり焦りましたが、暖房養生、降雨雪対策をしっかりしたお陰手で
足場仮設の中は10℃近い温度。快適に作業が進みます。
外はご覧の通りです。
ベージュ系の中塗りです。12月にキチンとした環境で塗装工事が出来るのは北海道で塗装を生業にするものにとって非常にありがたい事です。
上塗りを塗っていよいよ完成間近。
内部の床塗装も行いました。
新規にコンクリートを打っているので水分計で計測を行い規定の水分量になってから塗装します。
雪が吹きすさぶ中での完成写真です。こうして見ると凄い環境での作業だったなあと思います。
冬は更新のペースも落ちますが改めまして今年1年もこのBLOGにご覧になって下さっている皆様宜しく御願い致します。