沈砂池周辺手摺塗装
函館から車で3時間。スキーで有名な比羅夫にあるダムの沈砂池という土砂などを溜めて取り除く設備に付帯する手摺などを塗装する工事
にいってまいりました。
さずがに通えませんのでニセコワイスの温泉に泊まりました。
規模が大きいので総勢10名での乗り込みです。
ぱっと見るとそうでもないように見えますが近くで見るとやはり劣化が目立ちます。
錆が進行し穴があき手摺が腐食して折れると川への転落につながります。
そうなる前に塗装でも保護。やはり塗装は最も安価なメンテナンスの手段と言えるでしょう。
この手摺全て新しいモノの交換となると数千万単位になってしまいますからね。
工事前に充分な打ち合わせ。工程、安全、品質全てを管理しなければなりません。
おや?大工工事。なにかが始まりました。
ケレンした時の粉が河川へ飛ばぬよう仮設を組み立ててる所でした。
先ほどのコンパネのカットはこのように下部の養生と為に切っていたのでした。
いよいよサンダーを持ってケレンが始まります。
これで河川への飛散も心配なく作業に集中できます。
お気づきでしょうが、河川周辺での作業ですので作業員は全員ライフジャケットを着用してます。
全員でケレン作業は迫力ある構図ですね。
ケレンが終わると直ちに清掃します。
もちゃもちゃしているとケレンの粉が風で飛んでしまいますからね。
錆や劣化した塗膜を取り除き塗装への準備が出来ました。
まずは錆止めから。
第一層目となる大切な作業です。
中塗りです。仕上げ色の環境色よりワンランク薄めの色です。
中塗り・上塗りの色を微妙に変えることにより写真での管理がはっきりと出来ますし、塗り残しも一発で分かります。
ひいては膜厚の確保に繋がります。
上塗りの様子です。
手摺には様々な形状がありますが丸タイプよりこの四角タイプの方が塗装はし易いです。
最後に膜厚の測定です。
発注者からの仕様通りの膜厚がキチンとついているかチェックします。
勿論、文句なくばっちり付いていました。
完成です。
初夏の河川にあってリニューアルされた環境色の手摺。ともて映えます。
壮大な設備郡です。
函館周辺で見るモノとはスケールが違います。
管理棟の向こうにニセコの山が見えます。
次に工事に来るのは何年後でしょうか?
この工事で豪雪地帯のこの設備がまた数年に渡り守られる事でしょう。
打ち合わせに通っていた春にはまだ冠雪だった羊蹄山もすっかり雪がなくなっていました。
初夏の比羅夫での工事、充実した施工が出来また毎日温泉を楽しめて満足です。
10日余りの工程へて一同函館への帰路についてのでした、