変電所本館塗装
いよいよ秋本番ですね。今日は八雲町熊石にある変電所の塗替えの様子をご紹介致します。
軒天のボードじたいはそれほどでもありませんが釘の錆が目立っていました。
ブロック造の建物外壁にはクラックがあちらこちらに。
クラックスケールでチェックを行い塗装で処理できる範囲か全て調査します。
塗膜でカバーが無理な0.5ミリ以上のものはエポキシ注入やVカットシーリングで補修します。
最近では余り見られないガロスブロックも劣化が目立っていました。
変電所の工事であり高圧の機器が隣接しているので安全面の配慮は何より優先です。
「接近限界距離」と言う電気上の危ない距離より更に余裕をもった位置にバリケードを設置します。
ネットを貼り1F部分には侵入防止の金網を張ります。
外壁診断の結果エポキシ注入する箇所をマーキングします。
ドリルで穿孔し
穴を清掃します。
エポキシ剤を注入し平滑に均していきます。
こちらはVカットの様子。
カッターを入れプライマーを塗ってシーリング剤を注入します。
通常のコーキング部分も全て打ち替えます。
劣化がひどいガラスブロックは交換します。
いよいよ塗装班の乗り込み。
補修した部分を平滑に均します。
軒天の釘部分の錆に錆止めを塗ります。
その上に上塗りしていきます。
外壁はシーラーを塗って
単層弾性塗料をたっぷり塗っていきます。
最初は砂骨ローラーで模様を付ける模様塗りです。
2回目は普通のウールローラーで塗っていきます。
フード関係はプラスチック用のプライマーを塗って外壁と同じ色のウレタンを塗ります。
外壁材と同じ塗料を塗る場合もありますが今回は弾性系のものだったので敢えて違う仕様にしました。
基礎部分も塗装の仕様でしたので最後に仕上げます。
ベース部分が綺麗になると建物も引き立ちます。
完成です。
ガラスブロックも新品に!
これでまたこの変電所の司令塔である建物が修繕されたことによりこれからまた10年以上熊石の地域の皆様の電力の安定供給に
寄与してくれることでしょう。