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塗装のお仕事ブログ | 公共・大規模工事の現場から

15 Jan 2018

橋梁塗装その1

 

あけしておめでとうございます。

このBLOGをご覧になって下さっている皆様、本年も宜しくお願い致します。

一般の方がなかなか目に触れる事の少ない塗装現場をこのBLOGを通じ少しでもお伝え出来ればと思い今年も

記事を書いて行きたいと思います。

さて、本年度1発目は昨年お伝え出来なった奥尻町の橋梁塗装の様子をご紹介です。

 

奥尻町では橋梁の塗装による修繕を「橋梁長寿命化修繕工事」と題し計画的に順次行っており今回はこの梁芽谷地橋が対象でした。

ひと昔前までは単管で吊足場を組んでいきコンパネを敷いて施工していたのですが最近は仮設資材の進歩は目まぐるしく今回も

「セーフティパネル」という資材を使用しております。

ご覧の通りピカピカです。

外側はこのようになっています。

パネルはフランジ部分を利用して吊る仕組みになっています。

 

まずは養生からスタートです。

シートを敷き詰めていきます。

 

パネル間はこのように隙間が開いている部分もあるので塗料やケレン屑が飛散しないようしっかり養生します。

形状を考えながらもくもくと作業します。

 

側面は上記写真のようにパネルが立っているのですが新品のパネルを汚さない為ポリシートで養生します。

 

今回塗替えは「既存合わせ」との仕様でしたので色の確認をします。

H05-50Vで決定。

色も決まりいよいよ作業開始です。

仕様は1種ケレン=ブラストなのですがブラストを打つ前に粗ケレンと呼ばれる手作業でのケレンを行います。

下地まで綺麗に露出するブラストですが事前に粗ケレンをする事によって作業性の向上、ケレングレード(品質)の確保ができます。

地味で労力の多い作業ですがここでの頑張りが後々の品質に大きく影響します。

 

ハンマーでガンガンガンガン。ブラシでゴシゴシゴシゴシ。

橋の下の鉄なのでカン高い金属音がこだまします。

粗ケレン完了です。

手作業だけで発錆部は殆ど取り除けているのが分かります。

シートに落ちているケレンダストも相当な量です。

 

続いてブラストを打ちます。

ホースの先からでる砂の粒子でしっかり既存塗膜を取り除きます。

 

もうもうと砂が舞い散るので写真もご覧の状態に。

コンプレッサーの状態を確かめながらの作業になります。

仮設~養生~ケレンが終わりいよいよ塗装の開始です。

その様子は次回ご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

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