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Feb 2018
橋梁塗装その2
それにしても凄い雪です。
函館でこの雪は何十年ぶりでしょう?
除雪に追われる毎日ですが気を取り直して奥尻町の橋梁塗装のご紹介その2です。
ブラストが完了しご覧の状態です。
素地が出でまっさらな状態に新たな塗膜の層で橋を保護していきます。
ブラスト後の膜厚測定を行います。
一層目はジンクリッチプライマーです。
普段が使用する事がない材料ですが1種ケレンにより金属下地が露出した場合は必ずこのプライマーを使用します。
生の金属と塗料の密着性を保つ極めて重要な工程です。
2層目はエポキシ系の錆止めです。
重防食は錆止2回が基本です。
色を変え今度はグレーの錆止。
錆止完了した状態です。
中塗りまでメーカー所定のインターバル(塗装間隔)を守ります。
いよいよ上塗り段階です。
弱溶剤型のフッソです。
公共工事はもはやフッソが基本となっています。
出始めの頃に比べ我々も扱いになれてきました。
上塗り2回目です。
最終工程ですので膜厚の確保、艶出し、ナガレ・ダレのないよう気を配りながらの作業です。
役所の検査の前に社内検査で膜厚測定を行います。
設計仕様は250μですので充分膜厚は確保できています。
役所の検査を受けます。
膜厚測定、目視による品質チェック、工事書類の確認等様々な項目があります。
完成した橋梁です。
船で海を渡り離島の橋梁を手掛ける。
工事屋ならではの醍醐味です。
奥尻町では順次橋梁の延命化として塗装を計画しております。
次回もまた工事に参加出来れば嬉しく思います。