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塗装のお仕事ブログ | 公共・大規模工事の現場から

15 Aug 2017

防水形複層塗材

 

お盆休みの真っ盛りですが気温は連日低めで只でさえ短い北海道の夏。もう通り過ぎようとしているのでしょうか。

現場は過ごしやすくて良いのですが。

今日は福島町吉岡に建設中の電力設備の本館塗装の様子をご紹介致します。

 

RC造のガッチリとした躯体。養生期間も終わり我々塗装班の乗り込みです。

足場固定のアンカーを取外します。

ウレタンを詰めてその上から防水パテ処理をします。

 

 

改修工事などではコーキングだけで済ませることも多く、今回は非常に丁寧な処理をしています。

専用のシーラーを塗布します。

この日は少し暑かったですがまずまず工事に支障がある程ではありませんでした。

 

今回のメインである複層塗材を調合します。

いわゆる吹きつけタイルと呼ばれるものの変形でローラーで塗装するタイプのモノです。

ガンで吹きつけるタイプのモノはよく施工しますがローラータイプのモノは初めてです。

 

コーナー部分は専用の狭小用ローラーで塗布していきます。

 

軒天部分を先に塗っていきます。作業体勢、目線的にやりずらい部位ですが丁重に作業します。

壁側を塗ります。

見本のパターンに合わせて砂骨ローラーを転がしていきます。

 

通常の塗料をローラーで塗るのに比べ熟練の技が必要です。

タイトル通り複層なのでこの複層塗材は2回塗ります。

ガンで吹くタイプは基層吹き、模様吹きと分かれていますがメーカーの仕様書も基層塗り、模様塗りとなっていました。

 

 

2回塗る事によって躯体を完全に守る保護層が出来上がります。

 

模様も綺麗に入っており、この上に上塗りをかけていきます。

シーラー+複層塗材2回+上塗り2回の計5工程の作業。

精度の高いRCの上に最強の保護系塗料。

建物の長期保全を考えた設計です。

次回は残りの工程へラストスパートの様子をご紹介致します。

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