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Jul 2013
技能検定
昨日は技能検定の設営のお手伝いに行ってきました。
塗装職人ならだれもが目指す「1級建築塗装技能士」。
ただ人口減、職人の絶対数の減少により年々受験者もへり、最盛期は50名近く
いた人数も今年は1級の部9名、2級の部5名と少し淋しい人数です。
受験者は試験を受けるのは学生以来何年ぶり?と言う人も多く、普段は現場で頼もしく働く職人の皆さんが緊張の面持ちで真剣に受験する姿を見るとこちらも気持ちが引き締まってきます。
受験は「実技の部」と「学科の部」に分かれていて両方にパスしないと「塗装技能士」の称号は頂けません。(それぞれ1日ずつ)
学科は塗装の関する知識全般を問われ、実技は調色(青・黄・赤を混ぜ合わせ指定の色を作る)をしたり吹付けをしたいり、ボード面に下地作りをして図面を描いたりほぼ1日掛りのハードなものです。
設営を手伝っている社長さん達も自分が受験した数十年前(?)を思い出すのか、また塗装業を生業とするものの矜持からかどんなに忙しくでも年1度の試験は開場設営に駆け付けます。
受験生の皆さんには本番に向けて日頃の鍛錬の成果を思う存分発揮して貰いたいものです。