防錆・防食技術講演会
8月に入り蒸し暑い日が続きますね。
先週猛暑の札幌でNPO法人鋼構造物塗膜処理等研究会が主催する「鋼構造物の防錆・防食と環境保全に関する技術講演会」を参加してまいりました。
地方でには伝わってこない塗装に関する様々な貴重な情報を知る事が出来る場であり私は第1回目から欠かさず参加させて頂いております。
開会の挨拶をする那須野理事長です。
業界の先輩としてその卓越した見識、行動力にはいつも敬服させられます。
昔、私が塗装組合青年部の部長をしていた時、那須野先輩が講師の勉強会を企画しわざわざ釧路から函館にご講演に来て下さった事を懐かしく思い出しました。
どの演題も興味深く食い入る用に拝聴させて頂きましたが個人的には寒冷地用塗料の開発のお話が面白かったです。
北海道で塗装業を営む我々にとって降雪、気温の低下の影響で1年は8ヶ月の感覚です。12月から翌年3月はオフシーズンですね。
もし寒冷地用塗料が本格的に市販される事となれば我々にとっても非常に重要な意味を持ち、また同時に職人の雇用の観点からも
北海道経済に与える影響は計り知れないのではないのでしょうか?
また最近塗装の現場で広く認知され使われることになった錆転換材のお話もメーカーさんの見解が聞けて面白かったです。
JISに記載されていない事もあり正直半信半疑なところもあったのですがエビデンスがしっかり説明され納得でした。
その他塗料の水性化の話、安全の話、鉛作業の話などなど興味が尽きないお話ばかりでたくさんの知見を得る事が出来ました。
日々現場に追われがちですが、こう言った研究会に積極的に足を運びスキルアップ、ブラッシュアップをしていく事は非常に重要だと思います。
来年も是非またこの講演会に参加させて頂こうと思い函館への帰路についたのでした。
最後に毎年これだけの講演会を企画・運営してくださってるNPO法人鋼構造物塗膜処理等研究会の皆様本当にありがとうございます!
そしてお疲れ様でした。