オレンジハウス1
1月の某日、弊社に東京の不動産会社様より1本のメールが入り「函館で古いアパートを購入したので塗り替えの見積もりをお願いしたい」との事でした。
現地調査に行くと建物の老朽化が激しく、鉄骨階段は腐って落ちかかっていました。
「競争見積になりますがお願いします」との事。
正直、塗装工事の受注の薄い春先に仕事が確保でき幾らかでも利益が残れば・・の気持ちだったのですが建物の図面もない状態で数量の積算、仕様から工法、コストとの折り合いで見積段階で連日この案件に掛かりきりとなりお客様とのメールのやり取りは軽く数十回を越えました。
数社の見積もりの中で無事弊社に決まったのですが嬉しかったのは担当の方が「御社の対応が一番早く、また見積内容も誠実でした」と仰って下さった事。
ボロボロの鉄骨階段を先方は補修での費用しか考えていなかったのですが、弊社の協力会社の鉄工所さん2社見て貰ったところ2社とも返事は「補修は無理」でした。
電話を含め何度もこの件でやり取りをし「補修で対応しなければ工事自体なくなるかも」との考えもよぎりましたが、やはり無理なものは無理とご返答しました。
後日お伺いしたお話なのですが他の見積の競合相手は「補修で対応できる」と言ってきたところもあったそうですが逆に弊社の見解の方が信用出来ると判断して下さったようです。
紆余曲折があり、最終的に不動産会社から実際に購入されたオーナー様と契約する事となり、4月に入ってから急ピッチで工事が進んでおります。
実は外装に続き内装も弊社で請け負わせて頂くことなりアパートの大規模修繕となったのでした。
オーナー様は新しいアパート名を「オレンジハウス」と既に決めておりその名の通り外壁は鮮やかななオレンジ色で仕上げております。
様々なアパートの塗り変えを行って来ましたがここまでの大規模修繕は久しぶりです。
工事の様子はおってアップ致します。