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塗装のお仕事ブログ | 住宅塗装現場レポート

14 Oct 2014

中道 T様邸1

大型台風19号の影響で函館の殆どの建設関連の現場はお休みが多いのではないでしょうか?

先日より手掛けさせて頂いている中道のT様邸の修繕の様子をご紹介致します。

T様も弊社のHPを通じてご依頼下さった方で「中古で買った物件を永く安心して済める塗り替え修繕をしたい」とのご希望でした。

お見積に伺うとなるほど塗装だけではメンテしきれない箇所もちほら。

 

サイディングにクラックが入っており、この部分は交換する事にしました。

既存は12mmのサイディングが貼ってありますが、現在は14mmのものしかありません。

幸い模様は同じタイプのものが見つかったので多少の凹凸が出る事をT様にご説明して新しいものを貼りました。

 

後は塗装すれば殆ど分からなくなります。

老朽化によるクラックも見受けられ微小なクラックはコーキングで処理する事にしました。

 

破風は昔ながらの木の破風で、これは塗装でのメンテナンスがなかなか塗装屋泣かせです。

 

 

と言いますのも木は外気温や湿気、太陽による影響を受け伸縮が激しく良い塗料を塗ってもその動きに塗膜が付いて行けず剥がれやすいからです。

そこでT様には破風を新たにトタンで包むことをご提案致しました。

もちろん10年後に又屋根を塗り替えるときは一緒に塗装しなければなりませんが、現在の木のままよりは、はるかにメンテナンスが楽で結果的にコストがかかりません。

小屋根が落雪でつぶれていたので新たに葺き替えしました。

 

 

今後も落雪はなくなる訳ではないので、小屋根の勾配を代えるとかカバーを付けるなど対策を考えたのですが今回は下地を強化して入れる事に致しました。

無論、経年ではまたトタンの凹みは多少出でくるかもしれませんが現在のような悲惨な状態にはなりません。

そして懸案事項だったのがコーキングの劣化が著しかった事です。

 

 

T様邸はコーキングが殆どこのような状態でこれはもう「雨水さん、どうぞ進入して下さい」と言っているようなものです。

ここまでコーキングの状態が酷いのは外壁が動いているからに違いない・・との推察のもとに足場仮設後入念に調査したところ

想像以上に酷い状態で、釘を全く打っていない箇所も数箇所ありました。

1F、2F手探りで検査しながらしっかりと固定し直しました。

これで安心してコーキングの打ち替えが出来ます。

 

 

建てた際の杜撰な施工にもあきれますがなにより恐ろしいのは建築知識に乏しい一般の方がこう言った中古物件を何も知らず購入してしまうことです。

養生期間を取り週末からは塗装に取りかかる予定です。

早く台風いなくなれ~。

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