厳冬期の変電機器塗装 その2
さあ4月春から新年度です。
これが平成最後の投稿と言うことになります。
前回に続き厳冬期の変電機器塗装 今回はいよいよ塗装工程です。
外気は氷点下。
当然、このままでは塗装出来ませんので暖房養生です。
ハーネス型ヒーターを全部で4機。
毎日灯油250~300ℓの消費です。
採暖しても機器に張り付ついている氷は簡単には溶けません。
ヒートガンで一か所ずつ溶かして行きます。
やってもやっても氷の箇所はなかなか減りません。
2丁使いでスピートアップを図ります。
機器のケレンに入ります。
油が入っているタンク等は電動工具が使えませんので全て手作業になります。
錆止めを吹き付けます。
複雑な形状の機器のなので吹く順番を考えながらの作業です。
リブ裏面は吹き付けが入りずらいので刷毛やローラーでダメ直しします。
上塗りを吹き付けます。
暖房養生しているとは言え厳冬期です。
艶引けしないよう時間配分を考えながらの作業です。
吹きムラが出来たところを丁重に直していきます。この光沢の艶が対候性にもつながります。
養生を撤去していきます。
手がかじかみます。
シートを外していきます。
この日は吹雪の中の作業でした。
足場を解体していきます。
仕上げた機器に傷をつけないよう慎重にバラします。
完成です。足場解体後を雪が降っていたので機器にところどころ
雪がついています。
約一か月に渡り厳冬期に行われた計4台の機器塗装。
やり遂げてくれたスタッフには本当に感謝です。
灯油代も尋常では金額(!)でしたが安全にそして品質も担保出来
言うことなしです。
勿論、冬季ならではも問題点も何点かありますが、
それは次回の宿題としておくことと致します。
・・・と。BOLGを更新しようとしたら新元号の発表が!
「令和」と言うことでした。
令和になっても引き続きこのBLOGを宜しくお願い致します。