環境調和型変電所の本館リニュアール
雪も本降りになりいよいよ令和元年ももう少しで終わりを告げようとしております。
本日が先週 お引渡しを終えた市内某変電所の塗り替えリニューアルの様子をご紹介。
市内の変電所は環境調和型といって特に街にや住宅地に密接しているところはデザインも
廻りと調和がとれる所謂「変電所っぽくない」つくりになっているところが多いです。
実はこの変電所は平成2年に弊社の建築部門で施工させて頂きなんとその年の函館市都市景観賞を受賞
したとても思い入れの深い建物です。
実に約29年振りに初めて塗り替えをすることとなり、大規模なリニューアルとなります。
前回ご紹介した発電所の屋上防水で使用したものと同じタイプの防水材を塗っていきます。
寒い時期なので粘度が高く施工は難儀しました。
化粧型枠のこの外壁 塗料が上手く凹凸部に入るかが心配されました。
シーラーはエアレスで吹き付けすることに。
隅々に行きわたるようガン先に気を配ります。
微弾性フィラーはエアレスの圧力的に無理と判断して手塗りに。
この凹凸に粘度の高いフィラーをローラーにたっぷり付けての塗装ですので
腕がパンパンになります。
目地部はラスター刷毛で先行して塗っていきます。
裏面や塀で囲われている部分は通常の平滑は外壁ですので施工もスムーズです。
下地がばっちり決まったところで上塗り材の塗装に入ります。
こちらは塀の裏面を塗装です。
換気ダクトを塗装したり
外灯も塗装の対象です。
SDの上塗の上塗りです。
冬季間で寒いですがちゃんと艶が出るよう仕上げます。
塗装期間約一か月掛かり完成です。
どうですか?
凹凸のデザインにもしっかり塗料がいきわたってます。
市内系変電所で環境に配慮した設計でとても変電所には見えません。
モダンなデザインに淡い配色がとても似合います。
屋上防水も仕上がり
外灯も新品同様にピカピカ。
弊社で建てた建物を29年の年月を経てまた自分達でリニューアル塗装する。
信頼して下さるお客様に感謝するともに、この素敵な環境調和の変電所が
地域の皆様に愛されかつ電力の安定供給に貢献できる設備であるよう願いを込め
現場をお引きわたししたのでした。
今年1年もこのBLOGをご覧下さった皆様に心から感謝申しあげると共に、
令和2年が皆様にとっても素晴らしい1年でありますようにご祈念致します。
冬季は更新頻度も減りますが、引き続きご愛顧のほど宜しくお願い致します。