東海林工業社屋塗替えの話その1
天気の悪いGWで今年は桜もまともに見ておりません。
週明けは天気も回復するようで気を取り直し工事もスタートです。
さて、今回は弊社の塗替えのお話です。
1Fが事務所で2F・3Fが社長の私の自宅となっております。
新築からちょうど10年で6年前に一部サイディングの不具合がありメーカー保証で張替えしたおりに一度全て塗装してあります。
普段仕事として塗装工事の見積や設計、監理をしておりますが自分の会社となるとまた違った意味でわくわくします。
いつものようにコーキングの打替えからスタートです。
6年前にコーキングも打替えしているので切れている箇所はありませんでしたが、経年なりの劣化はやはり進んでおり
せっかく足場を掛けるのですからやはり全て撤去して打ち直しです。
コーキングが終わり1週間の養生期間も設けいよいよ塗装工事開始です。
サイディング面のケレンからスタートです。
こちらはデラクリートと呼ばれる建材の箇所です。
デラクリートとはセメント系のボードでモルタルで仕上げするので目地の露出がなく仕上げの自由度が高く勿論塗装仕上げも可能で
新築時は白で仕上げました。
通常、建築塗装で白といっても日塗工の番号でN-87くらいが多いのですが完全な白です。
デラクリートは塗装仕上げできるのが魅力の建材ですがモルタル仕上げの精度がモロに出るので左官屋さんの腕によるところが大きいです。
従って物件によっては結構塗装の剥がれが酷いモノもあります。
弊社の場合はやって頂いた左官屋さんが良く10年経っても大きなクラック等はありません。
一部どこからか水が廻っておりこのような状態になってました。
パテヘラで潰して平滑にしていきます。
エポ系の防水材を塗布していきます。
こちらは増築部分でジョリパットという左官っぽい仕上げ材を使った部分です。
一部劣化しておりカッターを入れると水が出てきました。
知らずにただ塗装だけしていたら1年も経たずまた不具合が生じていたと思います。
コーキングを詰めた後、ジョリパット材で補修します。
屋根はこのような状態でした。
色がチョットあれですが^^;見える部分ではないので前回は在庫品であまり人気のない色で塗替えでした。
一部に剥がれがありました。
但し下に見えているのは元々の屋根の色で錆があるわけではありません。
我々の世界で良く、新しい屋根材の上にはしばらく塗装するなと言われます。
これは屋根の材料が工場塗装して出荷しているのに対し、現場ではよほど上手くケレンして相性の良いプライマーを塗らないと
密着が良くない為です。
分かっていて気を配りながら前回もケレンして塗ったつもりですが一部はこのような状態でした。
実際にお金を頂いてお客様のところで工事する事を考えれば非常に勉強になりました。
屋根もみんなでケレンします。
特にハゼ付近は入念にケレンします。
下地調整を終え高圧洗浄です。
塗らない部分を養生をしていよいよ塗装開始です。
その様子は次回ご紹介致します。