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Oct 2013
本通りH様邸
昨日より弊社のHPをご覧になって御依頼下さったH様邸の工事に入っております。
工事内容は屋根、破風の塗替えです。
H様邸の破風は木製でSOPが塗装してあり経年なりの劣化が見受けられます。
木製の破風への塗装は非常に難しくそれは木が外壁材や屋根材に比べ水を吸収しやすくかつ動きやすい為、塗膜がその動きに追従出来ず剥がれや割れが出易い為です。
木に対する塗膜は大きく分けて2種類あり木の上に造膜するタイプと木の中に浸透していくタイプです。
それぞれ長所、短所がありますが既存の塗膜が全て除去出来るのであれば(木の肌が出せるのであれば)私は浸透するタイプのものをお勧めする事が多いです。
キシレデコール等に代表される良くウッドデッキなどに塗ってあるタイプのものです。
木の動きに対しても表面に塗膜を造る分けではないので年数が経っても「こすけた」感じにはなっても写真のような塗膜の割れや剥がれがないという点です。
しかし「浸透する」タイプと言う事は木の上に既存塗膜があればその部分は浸透しにくい訳でもあり、既存塗膜を撤去する場合は
コスト、撤去の際の粉塵、既存塗膜の密着状態等トータルで勘案して全て除去するかどうか決めます。
今回は職長と現場を見て「完全除去は難しい」と判断して劣化している塗膜は除去しその上でウレタン塗装と言う仕様になりました。
冒頭の写真のようにしっかりとサンダーを掛けその上にウレタンを塗って行きます。