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塗装のお仕事ブログ | 住宅塗装現場レポート

25 Dec 2014

柏木町 T様邸

いよいよ今年も後少し、塗装工事は昨日で終了となりました。

今日はたまりにたまった在庫の整理です。

年内最後のUPは11月に施工した工事で印象深い1件をご紹介致します。

 

昨年屋根の塗り替えをさせて頂いた柏木町のT様より「今年は外壁をお願いしたい」とのご依頼が。

T様に後日伺ったのですが以前工事を頼んだ塗装業者の対応に不信感を持ち、本当は屋根・外壁一度に塗り替えをしたのですが

まず先に屋根を塗ってその様子を見て良かったら引き続き外壁をその業者に頼もうとお考えになっていたようです。

弊社は無事、T様のおめがねにかなったようでこう言ったご依頼は業者としても嬉しい限りです。

さて、その外壁ですが杉の下見張りで経年劣化で塗膜もボロボロでした。

このBLOGでも何度が書きましたが、木材は常に水分を吸ったり吐いたりするので塗膜の定着が困難で非常に難しい建材です。

破風のように一部だけならトタンで包んでしまうと言った手もあるのですが、T様邸は外壁全部なのでそうも行きません。

メーカーや工事業者も対応策として木材に対する塗装は造膜するタイプ(建材の上に塗装の膜を作る)より浸透するタイプ(建材自体に染み込んでいく)が多く採用されています。

函館市の歴史的建造物保護にも多く採用されている「コンゾラン」です。

弊社も木材にたいする保護塗料としては絶大な信頼があり浸透するタイプでありながら強固な成分で建材を保護してくれる頼もしい材料です。

原則として古い膜膜は除去して木材の下地に直に塗装する仕様になっているのですが現実的に既存の建物で全ての塗膜を除去するのはコスト的にも物理的にも無理があり

研磨材を使って「落としきれる所まで落とす」のがポピュラーなやり方となっています。

 

 

入念に研磨紙でボロボロの塗膜を除去していきます。

 

狭い部分は刷毛で、フラットな部分はローラーで木に塗料を浸透させながら塗っていきます。

窓は外した状態でダメが出ないよう(塗り残しが無いよう)塗ります。

11月中旬、水性の塗れるギリギリの気温です。

完成がこちら

T様はご姉妹でお住まいになっており、お二人で選んだと言うパステルグリーンの屋根に淡いイエローの外壁。

女性らしい色使いとなり通りからもとても綺麗に映えます。

あのボロボロだった外壁が塗膜によりここまで再生できました。

写真からも塗料がしっかりと下見板に浸透しているのがお分かりかと思います。

 

T様は「想像以上に丁寧にやってくれて感激です」とのお言葉を頂きなんと職人ひとりひとりにお土産を頂きました!

スタッフ一同大感激で、裏は狭隘でやりにく部分もあったのですがそんな事も忘れ充実感いっぱいてT様邸を後にしたのでした。

 

最後になりますが1年間BLOGをご覧下さった皆様、本当にありがとうございました。

実はお見積に行くと「BLOG読んでるよ」とお声を掛けて頂く事が多く、それが私のモチベーションにもなっております。

来年も又、さまざまな現場のご紹介をしていければ・・と考えております。

それでは皆様、良いお年を!

 

 

 

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